black metal
ENDONがそれでも〈バンド〉である理由
要素分解すると浮かび上がるのは、明らかに歪な経路を辿るチャート。かつてなく〈ロックバンド〉の体裁でありながら、ハイコンテクストに〈ノイズ〉でしかない存在感は、ENDONならではのエクストリーム。
先鋭的ヘヴィ・ミュージック・フェスティバル〈ROADBURN〉
約20年前に始まった〈ロードバーン(Roadburn)〉は、先鋭的なヘヴィ・ミュージック・フェスながら、オーディエンス、アーティスト双方から熱烈な支持を集めている。出演アーティストは、今をときめく業界のビッグネームではない。ロードバーンのラインナップには、どこまでも実験的で、エクストリームなサウンドを追求する異端児が名を連ねている。
ミャンマー・メタル短期集中講座
自称〈国内唯一のブルータル・デスメタルバンド〉SENANGA PRIVUTAのヴォーカル、アウン・チャ・ジンが活動するのは、世界で最も歴史の浅いメタルシーンだ。彼によると、ヤンゴンにメタルシーンが誕生してから、ほんの10年足らずだという。ヤンゴンのメタルヘッズの知名度は、パンクスやラッパーほどではなく、まだ、侮辱の対象になるほどではない。
デッド(MAYHEM)からの手紙
1991年4月8日、ライフルで自らの頭を撃ち抜き、早すぎる死を迎えたデッド。彼は、ブラックメタルのパイオニア的バンド、MAYHEMのフロントマンであり、更には数々の悪名高い事件に関与し、様々な伝説を残した。そんな彼が文通をしていたことをご存知であろうか。〈Letters from the Dead〉が、限定666冊で刊行された。
麻薬戦争と闘った南米メタル王の軌跡
1980年代後半のテロ時代、アンティオキア県北部にある県都メデジンは、世界一の殺人都市として知られていた。しかしメデジンはそれだけではない。コロンビアにおいて、ロック、パンク、ヘヴィメタルの中心都市でもあったのだ。それらの文化的な革命が起きていたシーンも、暴力の大混乱のなかに巻き込まれていた。
南米のブラックメタルがベスチャルなワケ
ペルビアン・ブラックメタルの雄〈Goat Semen〉が2015年、アルバムリリースのタイミングで、Noiseyの取材に応じていた。国内でのブラックメタル普及を目指し、今更ながらエリック・ネイラのインタビューを公開。南米産ブラックメタルのベスチャルなサウンドは、ベスチャルな南米の環境から生まれるべくして生まれたサウンドだ。
サーストン・ムーアがネクロブッチャーに訊いたMAYHEM
SONIC YOUTHのギタリスト、サーストン・ムーアが、ブラックメタル界の超大御所であり、MAYHEMの創始者であるネクロブッチャーと膝を交え、VENOMについて、パンクロックについて、そしてネクロブッチャーの新刊『The Death Archives:Mayhem 1984-94』について語った。
サーストン・ムーアのオタク道 ブラックメタル&カセットテープ編
サーストン・ムーアは、音楽オタクたちの「守護聖人」だ。彼の存在はもちろん、彼のこれまでの活動も見事にそれを物語っている。音楽の境界線を広げ、音楽の可能性を実践し、そしてたくさんの音楽を聴きまくりながら、30年以上もこのシーンに君臨している最高のオタクだ。
世界のビジュアル・アーティスト連載 ゆVIっCE! 03.ヨースケ・コニシ(Yosuke Konishi)
「デジタルでのコミュニケーションが一般的になった現在、僕はより永続的でリアルなものを創り、社会に抵抗したいんです」
メタル化するシカゴの名門レーベル THRILL JOCKEY
シカゴのレーベルTHRILL JOCKEYと言えば、TORTOISE、THE SEA & CAKE、A MINOR FOREST…そう、イメージはやはり「ポストロック」。しかしお気づきだろうか?ここのところあの勢力がジワジワと拡大していることを。そう「メタル」。
Abbathなのか IMMORTALなのか 彼らから紐解くブラックメタルのA to Z
ニュー・バンド「ABBATH」のフロントマンとして来日したAbbath Doom Occulta。当オフィスにもお越しいただき、お茶目な部分も見せてくれましたが、ご存知の通り彼はシーンの超大御所。ブラックメタルバンドのアイコン的存在であるIMMORTALのフロントマンなのですからね。
ブラックメタルシーンの顔 ABBATH登場 「まずオマエに聞きたい。ブラックメタルが何か分かっているのか?」
ブラックメタルと言えばノルウェー。ここ日本では信じられないかもしれませんが、本当にこの厄介な音楽は、この国でとてつもなく大きな支持を得ております。実際ノルウェーのグラミー賞にあたる「Spellemanprisen」では、その手のバンドがバンバン受賞しちゃってるんですからねぇ。