アーティストの脳内を疑似体験できる、光のインスタレーション
リオ・デ・ジャネイロを拠点に活動するマルチ・アーティスト、ムティ・ランドルフ。11年に<コーチェラ・フェスティバル>で手がけたライティング・プロジェクトも大きな話題となった彼が、昨年、NYで開催されたThe Creators Projectのイベントで披露したのが『Deep Screen』である。
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6,144ピクセルものディスプレイ装置(=電球)を使用し、およそ600万通りもの異なるカラー/アニメーションが表現できるというこの作品。中に入った人物の動きに光が反応することもあれば、外側にいる人の動きに合わせてランダムに色彩が変化することもあるという。
「僕の脳内を“体感”してもらうこと、そして作品の中に入り込んでもらうことがテーマなんだ。言わば3Dディスプレイの世界だね。普段2Dのモニターでテレビや映画を見るとき、僕たちはその作品の“中”にいることを想像しながら見ている。これは、そんな夢を現実にしたものなんだよ」。
かつては医師を志し、生物学にものめり込んだ経歴を持つランドルフ。人間の生態を知り尽くしているからこそ、彼の生み出すアート・インスタレーションは我々の五感を刺激するのだろう。
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