五能線で巡る『ポケモンGO』の旅

夏休み。遠い親戚をたずねて青森に行きました。初めて乗った東北・秋田新幹線。「はやぶさ」と「こまち」は、超ディープキスをしながら本州を北上します。盛岡で、はやぶさにお別れして、こまっちゃんは終点秋田まで。そのあとは、ローカル列車の人気ランキング第1位に輝く五能線に。絶景だらけの日本海沿いを走り、本日目指すは、「ウェスパ椿山」という駅。青森のおじさん、おばさんが、こちらで待っています。

さて、『ポケモンGO』です。先日のテキサス州ゴリアド編に続いて、青森編スタートさせました。まずは、こまっちゃん内で確認。

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Image: Nintendo.

すげえ勢いで私が走っています。そうです、現在、私が秋田新幹線なのですから。

でもたまに、急に立ち止まります。インターバルトレーニング中なのでしょう。ですので、またすぐに走り出します。

そして、秋田駅で奥羽本線に乗り換え、そのまま五能線へ。ここが日本チャンピオンの絶景ですよ。ご存知の通り、今は私が五能線です。

ああ、走ることだけ考えてました。山縣選手の影響ですね。予想してましたが、ポケモンはどこにも見当たりません。ポケストップもジムもありません。

そうこうしているうちに、ウェスパ椿山駅に到着。おじさんの軽トラの荷台に乗ってご自宅へ。青森県西津軽郡深浦町沢辺地区ってところです。家の真裏が海です。玄関から30秒で海です。

さぁ、確認です。いるかナー、いるかナー。

海に立てるようになっていました。

ど真ん中にも行けました。お! 近くにいましたよ! 青森初ポケモンはキャタピーです。海の中で独りぼっちだったようです。でも会えませんでした。

陸地に上がった途端、今度はズバット参上。探してもみつかりませんでしたが、良く似たのが目の前を飛んでいきました。

また勝手に海に戻りました。キャタピー再び登場。やっぱ海の中にいるのでしょうか。もしかしてキャタピーって、ゴカイの一種? おじさんに訊きたかったんですが、恥ずかしくて訊けませんでした。

その夜は、おじさん、おばさん、そして子供たちも集まって、宴を楽しみました。そこで子供たちに訊いてみました。

「ポケモンGO、やってる?」「もうやっでねぇー。なんもいねんだものー。あーなの、みんなやっでねえよー」

ピシュン、ピシュン、うるさい宇宙っぽいゲームをやりながら、彼は笑顔で答えてくれました。さぁ、夜のパトロールの開始です。

マジで星がきれい。

なにも考えず走る。夏の夜走る。

すごく速い俺。

速過ぎて見失う。さがしているのは、私だけじゃありませんでした。

結局、青森県西津軽郡深浦町沢辺地区では、ほとんどポケモンにあえませんでした。でも、子供たちと海で遊んだり、BBQしたり、花火したり、叩いたり、泣かしたり。素敵な時間を過ごしました。

そして、後半です。五能線、奥羽本線を乗り継いで、ゴールは青森駅です。

まずは、千畳敷駅に到着。これまた絶景スポットなので、五能線「リゾートしらかみ号」は、15分ほど停車します。改札出ちゃっていいんです。

ポケストップ発見!

15分の停車だったので近づけませんでした。でもゴカイすらいなかった。

「ワンリキーが寝ていた」ってことにしたいです。

そして電車は五所川原へ。人口約6万人の都市ですから、ここでは捕まえるぞ!!

あ、ジム発見!!…ん? あれ…。

「ガラーン」

誰もいらっしゃいませんでした。でも外は本当に美しい。まじで『世界の車窓から』の世界。当たり前ですけど、画面とはまったく違う。

そうなんです。この青森旅行、結局途中からは自然のデカさ、美しさにヤラれてしまった。テキサス編でも述べられていたように、『ポケモンGO』をやってると、間違いなく辺りをキョロキョロと見渡す。そして様々な出会い、様々な発見に出くわす。『ポケモンGO』がなかったら、逆にスマホだけ眺めていたに違いない。ロケットニュースばっかり見ていたに違いないんです。ウムー、ウムー。

そうこうしているうちに青森駅へ到着。そこでは熱い歓迎が待っていました。

東京では当たり前の光景も、ここでは涙が出るほど嬉しかったです! 最後は、アド街ック天国風に「青森駅前コレクション」で、お別れしましょう。