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112mのガスタンクに投影された『320度の明かり』

ドイツ・ブレーメンを拠点に活動する映像アートチームのアーバンスクリーン。常に巨大な建築物をスクリーンにした映像作品を制作している。今回は高さ112mに及ぶ、巨大なガスタンクの内部がスクリーンとなった。あまりに巨大、かつ円筒形のガスタンクをどのように作品につなげたか、アーバンスクリーンのチームは語る。
29.9.14

アーバンスクリーンは、2005年に結成された、ドイツ・ブレーメンを拠点に活動するアーティストチームだ。その名の通り、世界各都市の建築物をスクリーンにし、映像作品を投影してきた。

彼らの新たなスクリーンとなったのは、ドイツ西部・ルール地方にあるオーバーハウゼンのガスタンクだ。高さ112m、内部の壁を黒く塗られたガスタンクは、当初彼らを困惑させた。

しかし、これが新たな挑戦となり、過去とは異なる作品が生まれた。「この作品の鑑賞者には、この場だからこそ味わえる不思議な体験をしてほしかった」と、クリエイティブディレクターのトーステン・バウアーが語るように、見た者はガスタンク内の空間そのものが変化するような感覚にとらわれる。

彼らの作品は、公共施設に映像を投影するという形式を取っている。つまり、作品と社会性は、切っても切れない関係にある。社会におけるアートの存在について、アーバンスクリーンの作品は考える機会を与えてくれる。