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モスル東部における イラク軍による作戦実行直後の混迷
ISに制圧されたモスルを奪還すべく、米国が主導する有志連合軍とイラク軍は、2016年10月より作戦を開始した。現在まで続くモスルでの紛争により、街中の至るところが破壊された。
SPIRIT of CONGO ープロレス、サプール、黒魔術ー 01.混乱の歴史を歩むコンゴ民主共和国
写真家、名越啓介とキンシャサ・ミュージックで世界的な人気を誇るパパ・ウェンバ&ビバ・ラ・ムジカのメンバーである奥村恵子が、2016年11月、コンゴ民主共和国の首都であるキンシャサに約3週間滞在。プロレス、サプール、黒魔術、食など、日本とは、まるで異なる怒涛の文化を直撃取材した。
ソヴィエトの軛から脱せないジョージア(旧グルジア)の廃墟生活
ソヴィエト連邦崩壊から25年たった今でも、ジョージア国民の大勢が資本主義になじめないでいる。写真家のジェイコブ・ボーデンは、ジョージアの衰退と退廃をドキュメントした。
50人のポートランダー
本当にポートランドはイケてる街なのか。どっかの山師が転がしてるんじゃないのか。髭モジャ&タトゥーにして、田舎からデビューしたヤツしかいないのでは。なので、行ってみた。ポートランダーたちを眺めてみた。したらば、ムサコマダムなんか太刀打ちできない、カラフルな人たちが、わんさかいた。
高級娼婦の宣材を撮り続ける女性カメラマン
「男女のカップル写真だけはムリ。一度だけやってみたけど、すごく倒錯してたわ。私が雇われたのは、自分たちがヤってるところを誰かに見せたいからじゃないか、って気がしたの」
Julie Wataiの理想と欲望が創造する 終わりのないリアリティー
彼女は、機械に飲み込まれようとする社会に疑問を提示するのでも、戦いを挑むのでもなく、無機質なすべての異物を取り込んでしまおうという欲望の先で、自らの手を使いながら黙々と世界を創り出している。
ゲルト・ラドウィッグが撮り続けた未だ収束しないチェルノブイリの惨劇
写真家、ゲルト・ラドウィッグの新刊『The Long Shadow of Chernobyl 』(Edition Lammerhuber, 2014)は、彼が20年の間、立入禁止区域を9回も訪れ写真を撮り続けた結果だ。幸運にも、彼と、写真について言葉を交わす機会に恵まれた上に、立入禁止区域での、お互いの経験譚まで共有することができた。
『HIP-HOP REVOLUTION』HIP-HOP創成期を撮らえた三人のフォトグラファーによる貴重な写真
ニューヨーク市立博物館で開催されている、古き良きHIP-HOPを偲ぶエキシビジョン『HIP-HOP REVOLUTION: Photographs by Janette Beckman, Joe Conzo, and Martha Cooper』には、三人の写真家による、HIP-HOP創成期から成長期の輝かしい瞬間を、当時の雰囲気とともに撮らえた貴重な写真が展示されている。
戦場カメラマンの憂鬱 vol. 2 - 闇を覗く者はまた、闇からも覗かれている - 亀山亮
亀山亮は、中学でラリー・バローズや沢田教一らに憧れ、高校に入るとラブホテルのリネン洗いのバイトをしてカメラを購入、PKO法案反対デモや三里塚の反対派農家を撮影する。一貫してフリーランスで活動してきた彼は、誰に求められたわけでもなく撮影に行き、ときに負傷し、機材やカネを奪われ、疲弊して帰国。そしてまた撮影に。誰に求められたわけでもなく──。自身が見てきた戦争の実相を綴った『戦場』を出版したばかりの亀山亮を八丈島の自宅に訪ね、話を聞いた。第2回。
戦場カメラマンの憂鬱 vol. 1 - 強い写真を闇雲に追い求めていたころ - 亀山亮
亀山亮は、中学でラリー・バローズや沢田教一らに憧れ、高校に入るとラブホテルのリネン洗いのバイトをしてカメラを購入、PKO法案反対デモや三里塚の反対派農家を撮影する。一貫してフリーランスで活動してきた彼は、誰に求められたわけでもなく撮影に行き、ときに負傷し、機材やカネを奪われ、疲弊して帰国。そしてまた撮影に。誰に求められたわけでもなく──。自身が見てきた戦争の実相を綴った『戦場』を出版したばかりの亀山亮を八丈島の自宅に訪ね、話を聞いた。