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  • 写真で振り返る90年代レイヴ・カルチャー

    1990年代、レイヴ・カルチャーは、草創期のガラージを鳴らしながら、ドロまみれの無料野外パーティーから、クラブに舞台を移した。ロンドンのウエスト・エンドのティーンエイジャーたちがハマっていたのは、ジャングルとガラージ、そして、そのふたつのジャンルを結びつける、異形のレイヴ・パーティーだった。

  • 忘れられた戦い 写真で知るアフガニスタンの疲弊

    2017年8月、ドナルド・トランプ米国大統領が、タリバン壊滅、ISIS撃破、敵兵を匿うパキスタンの封じ込める、新たな対アフガニスタン政策を公表した。「私たちが実施するのは、国家再興計画ではない」とトランプ大統領は言明。「テロリストの殺害だ」。もはやこれは、アフガニスタンのみんなの心を救う戦いではないことが明確になった。

  • 戦わない写真が語るアフガニスタンの40年

    スティーヴ・マッカリーは、アフガニスタンで40年近く写真を撮り続けている。ソ連の侵攻に抵抗するムジャヒディンの姿を捉えた彼は、ソ連が撤退し、ニュースが関心を失っても、アフガニスタン残留を選んだ数少ないカメラマンのひとりだ。そして破壊や危険と結びつけられがちなアフガニスタンの、思いやりと愛情に満ちたポートレートをつくりあげた。

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  • デートで失敗するたびにホラー写真を撮る男

    1970年代ホラー映画のマナーを踏襲した作品をつくるアーティスト、ロバート・ヒッカーソンは、出会い系アプリでの失敗体験を恐ろしげなイメージに昇華させて提示する。何を隠そう、ヒッカーソンは、出会い系アプリで失敗を繰り返したクチだ。

  • 『SLEEPING BY THE MISSISSIPPI』 アレック・ソスが描く夢と現実の狭間

    マグナム・フォトに所属するアレック・ソスの写真集『SLEEPING BY THE MISSISSIPPI』。プレミア価格となり、手にすることが難しかった写真集が、復刊されたのを機に、改めてアレック・ソスにインタビューを敢行した。この作品を読み解くうえで欠かせない〈Stream of consciousness(意識の流れ)〉、ミシシッピ川沿いの中部地区、写真家としての在り方などを聞いた。

  • 南フロリダのスモールタウンを 撮ったドリーミーな写真

    南フロリダの小さな田舎町、デイビーを舞台に撮影をする若き写真家、メラニー・メッツ。フィルムを使ったドキュメンタリー写真には、何が写っているのだろうか?商業写真と芸術写真の間で揺れる彼女の作品とインタビューをお送りする。

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  • 悪名高いブラジル刑務所への潜入PHOTOレポート

    2002年に取り壊されるまで、ラテンアメリカにおいて最大の刑務所であった〈カランジル〉。受刑者111名が軍警察によって殺害された事件など、ブラジル国内では悪名高い刑務所として知られている。映画監督であり写真家のジョアン・ワイネーが、およそ4年間、カランジル刑務所に通い、トランスジェンダーによるファッションショーから、タトゥー、ラップグループなど、受刑者たちのライフスタイルを収めた写真とインタビューを、ここでは紹介する。

  • 2015年ハロウィン@渋谷 怒涛のポートレート175人

    ハロウィンとは、ケルト人の〈サウィン〉と、キリスト教の〈諸聖人の日〉が融合して生まれた祭事である。子供たちは死者に扮装し、お供え物を用意し、死者との交流をはかった。ここでは、今まさに旬な、2015年10月31日、渋谷にて行われた、子供たちによる死者との交流の模様をお送りしよう。

  • 長き内戦の記憶を覆すソマリアのビーチでの美しい写真

    2017年10月14日、東アフリカのソマリアで230人以上が死亡した爆破事件が起きた。ソマリアは1980年初頭からモハメド・シアド・バーレ大統領の一党独裁政権に対する、反政府勢力の活動が激化して以降、内戦が続いている。昨今は、イスラム過激派のアル・シャバブなどのテロ攻撃が相次いでいる。一方でソマリアが持つ美しい海岸や、そこで暮らす人々の日常は、全くといっていいほど知られていない。