Heavy Metal

  • ラグビーW杯日本代表通訳が語る大躍進の裏に隠された知られざる物語

    2019年9月、日本で開催されたラグビーW杯。日本代表ブレイブ・ブロッサムズの通訳は、なんとデスメタルバンドのボーカル、佐藤秀典氏だった。今年の流行語大賞まで受賞した〈ONE TEAM〉は、どのようにして生まれたのか? とてつもない重圧のなか、日本代表はどう戦い抜いたのか。まだまだ熱気冷めやらぬ、W杯の舞台裏を聞いた。

  • ENDONがそれでも〈バンド〉である理由

    要素分解すると浮かび上がるのは、明らかに歪な経路を辿るチャート。かつてなく〈ロックバンド〉の体裁でありながら、ハイコンテクストに〈ノイズ〉でしかない存在感は、ENDONならではのエクストリーム。

  • 先鋭的ヘヴィ・ミュージック・フェスティバル〈ROADBURN〉

    約20年前に始まった〈ロードバーン(Roadburn)〉は、先鋭的なヘヴィ・ミュージック・フェスながら、オーディエンス、アーティスト双方から熱烈な支持を集めている。出演アーティストは、今をときめく業界のビッグネームではない。ロードバーンのラインナップには、どこまでも実験的で、エクストリームなサウンドを追求する異端児が名を連ねている。

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  • METALLICAを始めるためのガイド

    オリジナル・スタジオ・アルバムが10枚、オフィシャル・ライブ・アルバムが4枚、そして大規模なリイシュー・キャンペーンが進行中……。今更どこから手をつければいいんだ、とひるんでしまうビギナーのために、METALLICA入門プレイリスト5選をお届けする。

  • 超重量級師範 INTEGRITY

    クリーヴランドが生んだ暗黒メタル・ハードコア・キングINTEGRITYが、最新作『Howling, For The Nightmare Shall Consume』を引っさげて来日。創始者であるドゥイド・ヘリオンにインタビュー。あと数年で五十路を迎える男だが、現場から離れる素振りもヘッタクレもない。

  • 麻薬戦争と闘った南米メタル王の軌跡

    1980年代後半のテロ時代、アンティオキア県北部にある県都メデジンは、世界一の殺人都市として知られていた。しかしメデジンはそれだけではない。コロンビアにおいて、ロック、パンク、ヘヴィメタルの中心都市でもあったのだ。それらの文化的な革命が起きていたシーンも、暴力の大混乱のなかに巻き込まれていた。

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  • 大成功も〈副作用〉でしかない21世紀のメタルヒーローMASTODON

    グラミー賞へのノミネートがこれまでに3回、様々な映画への楽曲提供、そしてアルバムを出せば、ビルボードチャートベスト10に必ずランクイン。アトランタ出身のMASTODONは、間違いなく現代を代表するスーパーメタルバンドだ。もちろん最新作『エンペラー・オブ・サンド』も大ヒット。しかしこのスーパー4人組はデビュー当初から何も変わっていないのであった。

  • 南米のブラックメタルがベスチャルなワケ

    ペルビアン・ブラックメタルの雄〈Goat Semen〉が2015年、アルバムリリースのタイミングで、Noiseyの取材に応じていた。国内でのブラックメタル普及を目指し、今更ながらエリック・ネイラのインタビューを公開。南米産ブラックメタルのベスチャルなサウンドは、ベスチャルな南米の環境から生まれるべくして生まれたサウンドだ。

  • メタルを演奏するロボットの奴隷となった人間へのインタビュー

    ロボット・バンドというと、ビープービープーいってる脳足りんエレクトロニカをみんな想像しがちだ。これまで見たロボット・バンドや楽器は、どれもヘッポコでヘタクソだった。でも俺のロボットはハンパじゃない。もし、ロボットが最大出力で演奏するのを見たくて、メタルとかグラインドコアが好きだったら、俺たちのバンドをお薦めする。

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  • メタリカのラーズ・ウルリッヒはいい奴だった

    言葉を変えていえば、ラーズ・ウルリッヒは嫌なヤツなのだろう。だから私は身構えていた。インタビュー場所に指定されたトライベッカの気取ったレストランに向かいながら、「さて、どれだけのクソッタレなのかな。中年になったから、少しは落ち着いたかな」などと考えていた。

  • スラッジ界のゴッドファーザー カーク・ウィンドスタイン(CROWBAR)に訊く

    CROWBAR、DOWN、THE KINGDOM OF SORROWのカーク・ウィンドスタインは、あらゆるものを見てきたスラッジ界のゴッドファーザーだ。彼の目、白髪交じりの髭、そしてエモーションたっぷりに響き渡る声にも、彼の経験が溢れ出ている。

  • チャーリー・ベナンテが選ぶ ANTHRAXのアルバムベスト10

    『Among the Living』がバンドのキャリアを築いたんだ。かなり重要なアルバムだ。このアルバムの曲は今でもプレイしてる。この事実が持つ意味はデカい。自然の成り行きだけど、このアルバムには勢いがある。