結成から25年だそうです。なのになんでずっとピチピチなんでしょうか、プロディジーったら。こんなに変わらないのは彼らか鈴木杏樹くらいのモンでしょう。
パンクでもニューウェイヴでもオルタナでもイイんですが、大体キャリアを積むとアーティストの音楽性は自分に向かって行くものです。「自分を見つめ直して」とか「等身大の自分を」とかとか。だからバンドを解散したり、ソロになったり、別プロジェクトを始めたりする訳ですが、同じ名前でやっているのなら責任を持たなきゃ。やっぱプロディジーはえらい。全く名前に恥じていない。
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だから彼らの目線は確実にフロア、そして私たちにあります。以下イビザについてのメンバーからのコメント。
「あまり好きじゃない。島のことを攻撃しているわけじゃない。DJたちのことさ。小型ジェット機で到着し、USBメモリをポケットから出し、それを機材に挿して、プログラミングされたミックスに合わせて手を振っているだけの大馬鹿野郎どものことさ。奴らはDJじゃない。ただのiPadオペレーターだ」
そして最新アルバム『ザ・デイ・イズ・マイ・エネミー』に収録されている「イビザ」のミュージック・ビデオが届きました。同じようにオッサンなのに、めでたく花が遅咲きしたスリーフォード・モッズをフィーチャリング。「スーサイドmeetsザ・フォールmeetsヒップホップ」なんて称されるスリーフォード・モッズですが、そのジェイソン・ウィリアムソンによるタレタレでたどたどしいラップと、プロディジー産ビリビリ・サウンドの馬の合うこと合うこと。いや、ホントに現役本気のオッサンたちは怖いし強力です。
今夏はソニックマニア~サマーソニック大阪での来日も決定しているプロディジー。フロアを大事にしているオッサンたちをぜひフロアで感じてLOVEしてください。
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Hello, handsome – Credit: Matt Jancer -
Screenshot: Undercoders/tinyBuild