Alternative Rock
ローラ・バランスが自ら選ぶSUPERCHUNKのアルバムベスト10
1989年にノースキャロライナ州チャペルヒルで結成されたSUPERCHUNKは、大ブレイクこそないものの、間違いなくインディーロックシーンの主役であり、キングであり、良心である。主宰するMERGE RECORDSも大成功を収めているものの、常に目線はアーティストとファンに注がれている。紅一点ローラ・バランスに自らSUPERCHUNKのアルバムをランク付けしてもらった。
SONIC YOUTHとSWANSのパイセン的存在 MX - 80 SOUND
1974年にインディアナ州ブルーミントンで結成されたMX-80 SOUNDは、パンク前夜の時代に既にパンクな存在であった。ジャズ、サイケ、ハードロック、ガレージ、ポップスなどをノイズに絡めたそのサウンドスタイルは、パンクを超えて〈ポストパンク〉の領域を軽く凌駕していたのだ。
驚愕の再結成を前にTHE SHAGGSを想う
1969年発表のアルバム『フィロソフィー・オブ・ザ・ワールド』には、こんがらがったドラムと挙動不審な安っぽいギター、そしてとんでもなくぎこちないボーカルによる狂気の沙汰ともいうべき不協和音ポップスが溢れていた。そしてこの音は、時代を越えて世界を驚愕させまくった。そんなTHE SHAGGSが2017年に再結成してしまう。
グランジの枠にハマれなかった巨漢の名はTAD
MUDHONEYやNIRVANA、SOUNDGARDEN等と共に活動しながら、シアトルシーンのトップに君臨したバンド、TAD。しかし、周りがブレイクするのを横目に、彼らの活動にはいつも不幸が付き纏っていた。期待されながらも「ポストNIRVANA」になれなかったTADとはどんな存在だったのか?フロントマンのタッド・ドイルが振り返る。
ノーマン・ブレイクが自ら選ぶTEENAGE FANCLUBのアルバムベスト10
ニューアルバム『ヒア』をリリースしたTEENAGE FANCLUB。30年もの間、彼らは時流とは関係なく、数々の素晴らしい「唄」を生み続けてきた。そんな歴史をメンバーのノーマン・ブレイクが振り返る。自らランク付けしたTEENAGE FANCLUBのアルバムベスト10。
サーストン・ムーアのオタク道 ブラックメタル&カセットテープ編
サーストン・ムーアは、音楽オタクたちの「守護聖人」だ。彼の存在はもちろん、彼のこれまでの活動も見事にそれを物語っている。音楽の境界線を広げ、音楽の可能性を実践し、そしてたくさんの音楽を聴きまくりながら、30年以上もこのシーンに君臨している最高のオタクだ。
DINOSAUR JR.を 「仕事」と語るルー・バーロウ
新作『ギヴ・ア・グリンプス・オブ・ホワット・ヤー・ノット』をリリースしたDINOSAUR JRは、結成からもう30年。しかしオリジナルラインナップに戻った途端、その勢いは以前よりも増しているのはなぜだろうか? ここでは陰に徹する男、ルー・バーロウに話を訊いた。
ジャンデックも愛するヘザー・リー アパラチアン魂と即興ノイズ
ウェスト・ヴァージニア州出身でテキサス州育ち、今はイギリス・グラスゴーを拠点としているミュージシャン、ヘザー・リー。伝説のジャンデックからも寵愛を受ける彼女は、ペダル・スティール・ギターを用い、美しい歌声と即興ノイズを同時に操るアンダーグラウンド界の女神である。
メタル化するシカゴの名門レーベル THRILL JOCKEY
シカゴのレーベルTHRILL JOCKEYと言えば、TORTOISE、THE SEA & CAKE、A MINOR FOREST…そう、イメージはやはり「ポストロック」。しかしお気づきだろうか?ここのところあの勢力がジワジワと拡大していることを。そう「メタル」。
OFF STRINGS:4 GUEST サトミ(DEERHOOF)
テニスコーツの植野隆司が、ミュージシャンを根掘り葉掘りするインタビュー・シリーズ『OFF STRINGS』。第四回のゲストは、世界を股にかけて活躍するDEERHOOFのサトミ。さらにスペシャルゲストも登場?
OFF STRINGS:3 GUEST セイジ(ギターウルフ)
テニスコーツの植野隆司が、ミュージシャンを根掘り葉掘りするインタビュー・シリーズ『OFF STRINGS』。 第三回のゲストは、スーパーロックンロール地球代表のセイジ(ギターウルフ)。SEXナポレオン!マグマ信長!!