Punk
『THIS IS BOSTON, NOT L.A.』から35年 THE PROLETARIAT復活
現在のシーンにも多大な影響を与えたハードコア・コンピレーションの金字塔『This is Boston, Not LA』。その中でも異質な存在感を放っていたのがTHE PROLETARIAT。周辺のバンドが右翼化・メタル化していく中で、彼らは独自の世界を築き上げていた。あれから35年。ファーストアルバムの再発と共にバンドも復活。フロントマンのリチャード•ブラウンに話を訊いた。
トランプ合衆国のパンク
米国の行く末を案じる音楽ジャーナリスト、ジェイソン・ヘラー(Jason Heller)は、こんなご時世だからこそ〈パンク〉そのものに立ち返るべきだ、と怪気炎を吐く。トランプ大統領の執政は、米国のストリートで暮らす当事者が〈パンク〉概念の再確認をしなければならないほどの懸念事項だ。今後4年間、〈パンク〉は米国社会とどう関わるのだろう。
マイロが自ら選ぶDESCENDENTSのアルバムベスト6
カリフォルニアの…いやいや、アメリカの…いやいや、地球最強のパンクバンドDESCENDENTS。54歳になったパンク界のパイオニア、マイロ•オーカーマンに、最新作『ハイパーカフィウム・スパジネイト』以前のスタジオ・アルバム6枚を自らランク付けしてもらった。
イギー・ポップとジム・ジャームッシュがお互い褒めちぎる
イギー・ポップに直接頼まれ、ジム・ジャームッシュが8年がかりで制作したTHE STOOGESのドキュメンタリー映画『Gimme Danger』が遂に完成した。ふたりが出会ってから25年。一方が褒めれば、一方が照れる。ふたりは微笑ましいカップルのようだった。
伝説の音楽雑誌『CREEM』の軌跡
80年代ワシントンD.C.のパンクシーンを追った『Salad Days: A Decade of Punk in Washington DC 1980-90』に続いて、スコット・クロフォード監督が新作を製作中。伝説の音楽雑誌『CREEM』をテーマとしたドキュメンタリーだ。
パンクス VS ネオナチのスリラー映画『Green Room』
インディペンデント映画としては異例のヒット作となった2013年の『ブルー・リベンジ(Blue Ruin)』に続くジェレミー・ソルニエ監督の最新作『Green Room』。作品のテーマは、パンクスとネオナチ集団の闘いだ。
西海岸パンク王DESCENDENTS 19年ぶり帰郷ライヴ
カリフォルニア・レドンドビーチが生んだポップパンクのパイオニア、DESCENDENTSが、約200名のオーディエンスを前にシークレットライヴを行った。それは、彼らにとって19年ぶりのホームタウンでのパフォーマンスであった。
OFF STRINGS:3 GUEST セイジ(ギターウルフ)
テニスコーツの植野隆司が、ミュージシャンを根掘り葉掘りするインタビュー・シリーズ『OFF STRINGS』。 第三回のゲストは、スーパーロックンロール地球代表のセイジ(ギターウルフ)。SEXナポレオン!マグマ信長!!
ブロンディのギターが切り撮ったアイコンたち
2014年9月に発売されたBLONDIEの中心メンバー、クリス・ステイン(Chris Stein)による初の写真集『Chris Stein/Negative: Me, Blondie, and the Advent of Punk』は、発売から1カ月も経たないうちに品切れ。BLONDIEというバンドが、結成40年を経ても、なお変わらぬ人気を誇っている証だ。