映画
過激な環境活動家 ゴジラ
このモンスター・キングは、数々の作品のなかで、幾度となく日本を救い、また、破壊している。その壮大な歴史を貫くのは、妥協を許さない姿勢である。それが最も顕著に表れているのが、環境問題をテーマにした、1971年の実験的な警鐘映画『ゴジラ対ヘドラ』だ。
ヒップホップ的カンフー映画の聖典
ヒップホップとカンフー映画には、本質的に共通点が多い。そして、スターになるのはどちらにおいても絶対的な頂点に到達した人間だ。ヒップホップなら、言葉を意のままに操るヤング・サグ。カンフーなら、有り得ない身のこなしのブルース・リー。というわけで、全ヒップホップ・ファンが観るべきカンフー映画リストをお届け。
本物のエイリアンと遭遇した 映画『エイリアン』の名優
ヤフェット・コットーは非常に才能ある俳優だ。『エイリアン』では、SF作品における黒人キャラクターの草分けとなり、『007 死ぬのは奴らだ』では、ジェームズ・ボンドの敵役を演じた。エミー賞にノミネートされた経験もあり、正真正銘の名優である。そんな彼が打ち明けた。「この件について他人に話すのは初めてだよ」
『ブレードランナー2049』 の撮影現場に潜入
10月27日から日本公開される『ブレードランナー2049』。荒廃した未来の世界はどのようにつくられたのか。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、プロダクションデザイナーのデニス・ガスナー、そしてプロデューサーのアンドリュー・A・コソーブを案内役に、その舞台裏を探った。
『ブレードランナー2049』の出演者とスタッフがオリジナル『ブレードランナー』を振り返る
遂に10月27日から日本公開される『ブレードランナー2049』。ハリソン・フォード、ライアン・ゴズリング、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督を取材し、SF映画の超クラシックである前作『ブレードランナー』から受けた影響などを語ってもらった。
パンクを勘違いしているサブカル好きに贈る『MOTHER FUCKER』大石規湖監督インタビュー
「うーんと、あの人たちは〈ロックスター〉ではなく、〈パンクスター〉ではなく、〈パンクヒーロー〉だと思うんです」
心霊現場に存在するリアルな恐怖 ホラー監督・森内健介インタビュー
今年の夏はまだ終わらない。VICE PLUSでは『ほんとうにあった怖い話』の配信をスタート。こっちは〈う〉が付く。あっちは〈う〉が付かない。たった一文字の違いではあるが、両作品のあいだにはは大きな懸隔がある。それは〈う〉シリーズを手がける森内健介監督のオリジナリティ溢れる作家性に尽きる。
厄ネタ不良映画『逆徒』、劇場急襲! 小林勇貴監督、犯行直前インタビュー
この秋、商業デビュー作『全員死刑』の公開が控えている小林勇貴監督。だが、もう1作、忘れてはならない映画が存在する。『Super Tandem』『NIGHT SAFARI』『孤高の遠吠』──。良識を蹴破る問題作を世に放ち続けた小林勇貴と不良たちの新たな犯行。インディペンデント最新作『逆徒』、8・26劇場急襲!
『プレデター』は本当に駄作だったのか?
大規模な予算を投じて製作された『プレデター』が公開されたのは、今から30年前。ニューヨークタイムズ紙は「恐ろしさと退屈さが交互に訪れ、驚く場面もほとんどない映画」と酷評し、ロサンゼルスタイムズ紙は「これまで大手スタジオで創られた映画の中でも最も空虚で、内容に乏しく、独創性のない脚本のひとつ」と批評していた。しかし時代は流れた。
北朝鮮と日本を映画で結ぶ男
北朝鮮の国家事業である映画は、建国以来、経済発展計画のいち部を占めている。そんな北朝鮮の映画事情を最も知るのが、映画プロデューサーの小林正夫氏。彼は、北朝鮮が製作する映画作品の日本での著作権及び頒布権を委任されている人物だ。根っからの映画人である小林氏に北朝鮮の知られざる映画事情を訊いた。
未だ謎に包まれたブルース・リーのルーツ
長いあいだ、ファンたちは「ブルースの母系祖父はドイツ人」との通説から、ブルース・リーのルーツの1/4はドイツにあり、と信じていた。しかし、現存する家系図によると、〈1/4ドイツ・ルーツ〉説は成立しない。国立公文書記録管理局に保管されている、ブルースの家族の査証に記載された母親の証言からも、それは明らかだ。
〈本当のJ.T.リロイ〉ローラ・アルバート インタビュー
米国の文壇に突如現れた天才少年作家ーその名はJ.T.リロイ。時代の寵児となった彼は、各界のセレブたちからも絶賛され、本人もスターダムにのし上がっていった。しかし実際にはJ.T.リロイは存在せず、その正体は40歳の女性だった。そんな衝撃の実話を映画化したドキュメンタリー『作家、本当のJ.T.リロイ』に合わせて、〈本当のJ.T.リロイ〉ローラ・アルバートが来日した。